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カメラカメンを語る。。。

私がカメラカメンに出会ったのは2006年の春だった。
木漏れ日の差す部屋の中で微笑む彼はキャリア30年を超える無名カメラマンだった。 しかし、ストックしている写真枚数と作品の質は紛れも無く日本のトップカメラマンの域に達していた。
また、彼の作品の中には「宮崎あおい」をはじめとする有名女優やトップモデルの撮り下ろしや政治家やトップスポーツ選手の写真があった。
「何故?無名のあなたがこんなにも多くの有名人を個別に撮影しているのか?」と問いただしても彼は微笑むだけだった。
さらに、彼の写真には世界中の様々な景色があった。心癒す大自然もあれば立ち入ることは死を意味する紛争の激戦区の景色、また、一体何処なのかわからないような幻想的な景色の写真があった。他にも様々なアート写真、顕微鏡を使ったミクロの世界を撮影したもの。
生命の美を感じる動植物の写真、彼のフォトグラフの幅はまさに「見るもの全てを写し出す」といったものだった。

私は彼に提案した。「今すぐ作品を世に発表しよう。」しかし、彼は拒んだ。それから数ヶ月、説得をしに彼の元に通った。気がつけば義務のようになっていたのかもしれない。しかし、このまま彼の写真を眠らせておくことは日本の写真史に大きな損害を生むのではないかという気持ちに染まっていた。多くの人に彼の写真を伝えたかった。
ある日、いつものように彼の元に説得に向かったとき、彼はプロレスのマスクを被っていた。そして一言。「これでよければ発表しよう。」
私はその異質さに一瞬戸惑いを隠せなかったが「一体、それは何なんだ?」と聞いていた。すると一言「カメラカメン」。

こうして私は彼の作品を世に送り出すことに成功したのである。

「カメラカメン」彼の作品は写真を超え映像に渡り今もなお沢山の広がりを見せている。
彼の作り出す幻想の世界に触れ、現代の心休まぬ時間の中でほっと一息、心に栄養を与えてみてはいかがだろうか?

プロデューサー 吉田征司

 
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